那波多目功一(なばためこういち)日本画展



日本橋三越の本館6階にある特選画廊で、NHK趣味の園芸表紙絵を描いている那波多目 功一(なばためこういち)先生の作品展が行われている。
これまで、オークションで何度か作品を拝見しているが、どれも素晴らしいものばかりである。
特に、赤いバラ、ひょうたんの作品は傑作。
昭和8年茨城県生まれ
日本美術院同人
日本芸術院会員
9月9日~9月15日まで
バラや百合などライフワークともいえる花の5号19点を展観。
ギャラリートーク 9月12日(土)午後2時~
サイン会 9月12日(土)・13日(日)午後3時~午後4時

日本橋三越本店 本館6F 特選画廊

虹の会
現代画壇で活躍中の、日本画、洋画、7名の作家によるグループ展。
〔日本画〕石踊達哉、中島千波、野村義照
〔洋画〕池口史子、小杉小二郎、酒井信義、佐藤泰生

日本橋三越で、小杉小二郎先生の油絵や中島千波先生の日本画が展示されているのが新聞に掲載してあったので足を運んだ。
しかし、作品の迫力はいまいち。
中島先生は、なぜ置物を時々描くのだろう?桜の花や富士などのオーソドックスなテーマに絞って描いてもらいたいような気がする。それだけだと先生が飽きてしまうのかな。置物を描いても、構図、画法などに新しいものが見られない。桜をテーマにした作品は素晴らしいと思っているだけに残念。

小杉小二郎先生の作品も小品ばかり。大作には良いものがあるだけに、物足りなく感じてしまう。

その外は、過去に昭和会賞を受賞している佐藤泰生(さとうたいせい)先生もいた。

全体的にこじんまりしていたというのが正直な感想。
作品を集めて催事を行っている画廊の力なのかも。

佐々木豊


泥棒美術学校プロ美術家になる! 泥棒美術学校《実践編》などの著者で画家の佐々木豊先生の展覧会が日動画廊で行われている。
銀座にでかけたついでに、絵描きの友人と共に、「ちょっと日動画廊をのぞいていこうか。」と、気軽に行ったところ、なんと、それまで話題にのぼっていた佐々木豊先生の展覧会だったから、お互いにびっくり。 先生はソファーに座って、来客と雑談していた。
今回は、お得意のヌードは控えめにして(一点、かなりキワドイ作品が・・・?)、バラの花を中心に展示してあった。
うまいなとは思ったが、コレクションの一つにしたいとは思わなかった。やはり、有元利夫とは違う。

佐々木豊
現代洋画壇の鬼才といわれ、著書、泥棒美術学校で絵画制作方法を公開。モチーフ選びから構図の決め方、色彩、マチエール、展覧会必勝法まで。自らの経験に基づいた実践に役立つ佐々木流絵画技法指南し、話題になった。
東京芸術大学に在籍中に国画会で国画賞を2度受賞。一躍注目の的に。
講談社フェーマススクールズで講師を長年続けている。

1935年 愛知県生まれ
1959年 国画賞受賞
1960年 国画賞受賞
1961年 東京芸術大学専攻科修了
国画35周年記念賞受賞
1962年 安井賞展出品('74~'79)
1978年 現代の裸婦展準大賞受賞
1981年 日本秀作美術展('82、'84~'87、'91~'03)
1987年 個展(池田20世紀美術館)
1992年 安田火災東郷青児美術館大賞受賞
1993年 両洋の眼展(~'04、'98、'01 河北倫明賞)
2001年 佐々木豊1969~2001(ギャラリーフェーマス)
個展(香港・マーチーニ画廊)
大原美術館作品買上「スカートの下の顔」
現在 国画会所属


泥棒美術学校は、参考になりましたが、画家としての心構えなど、プロを目指す画家の方には、こちらの著書がおすすめです。

中原真一 奥入瀬(おいらせ)の油絵


秋の奥入瀬を描いた油絵(油彩画)。
鮮やかな紅葉がまぶしい作品。
サラサラと流れる透明な水の冷たさまで感じられる風景画。
画家:中原真一
昭和28年 秋田県秋田市生まれ
昭和53年 法政大学卒
昭和60年 第1回個展 秋田セントラルデパート
昭和63年 第7回個展(鳥海山二十景展)
平成 2年 第10回(花と風景の油絵展)
平成 5年 横山申生と二人展(青森ダックシティー武田)
平成 8年 伊勢丹個展(静岡・新潟)
平成13年 青森十和田湖休屋 ぶなの森ギャラリー常設展(以降毎年)
平成18年 第27回個展(秋田県総合生活文化会館・アトリオン)
他、全国デパートにて個展50回
現在 無所属(個展を中心に活動)
秋田市在住

国立新美術館・・・二科展

国立新美術館で二科展。
二科会の作品は、東京都美術館で何回か見ているが、以前よりレベルが上がっているように思えた。
しかし、会長の織田廣喜先生とそっくりの画風で描いている作品が数点あるのには驚いた。
また、安食一雄先生の作品は、いけません。東郷青児のお弟子さんというだけの方なのか・・・作品は非常に弱々しく、残念に感じた。
二階の入り口に工藤静香さんの作品が展示されていたが、オークションなどで見るヒドイ作品とは全く違う・・・ということは、先生が手を加えているのだろうか。いけません。小品も頑張ってもらいたい。